実は六会日大前の居酒屋が、駅前より郊外を選んだ理由
結論から言うと「お座敷でゆっくり食べてほしいから」です。その理由を、普段はなかなか表に出さない話とあわせてお伝えします。
六会日大前駅から徒歩10分。国道沿いに建つ古民家づくりの店「手打ちほうとうと発幸料理の店 元祖へっころ谷」は、1978年の創業以来ずっとこの場所に根を張ってきました。駅前の賑やかな場所に移転すれば集客しやすいのでは、と言われることもあります。でも二代目店主の古屋ケンゴは首を縦に振ったことがない。その理由には、子連れで外食する家族への想いが深く絡んでいます。
こんな方におすすめ
- ✅ 子連れで外食すると子どもが落ち着かなくて困っている方
- ✅ 藤沢・六会エリアで無添加・無農薬にこだわった食事ができる店を探している方
- ✅ 古民家の雰囲気が好きで、ゆったり過ごせる和食店を知りたい方
- ✅ 離乳食持ち込みやベビーカー入店ができるお店を探している方
- ✅ 初めてへっころ谷に行く前に、どんな店か知っておきたい方

子どもが飽きる前に、食事が終わってしまう店でいいのか
子連れで外食する親御さんが一番気にすること——それは「子どもがじっとしていられるか」だと思います。駅前の飲食店は回転率が命です。席の間隔は狭く、隣のテーブルとの距離も近い。子どもが少し声を上げるだけで周囲の目が気になって、料理の味よりも「早く食べ終わらなければ」という焦りだけが残る。そういう経験を何度かしているうちに「子連れでの外食は疲れるもの」と思い込んでしまう方も多いのではないでしょうか。
駅から離れた郊外に店を置いておくことの意味のひとつは、そのプレッシャーから距離を置くことにあります。敷地に余裕があるから駐車場を11台分確保できる。建物に余裕があるから43席のゆったりした空間が生まれる。そしてお座敷に余裕があるから、子ども用の椅子・おもちゃ・絵本を置いておけるのです。
駅前のテナントビルでは物理的に不可能なことが、この場所だからできる。それが「郊外を選んだ理由」の一番シンプルな答えです。
子連れで外食するたびに「周囲の目が気になって落ち着けない」という経験が積み重なっていませんか。LINEでは、お座敷の広さやお子様メニューの内容、離乳食持ち込みのご相談など、来店前に確認しておきたいことを直接やり取りできます。LINEの友だち追加だけで、無料でご利用いただけます。
お座敷に絵本とおもちゃを置いている、もう一つの理由
「お座敷に子ども向けの絵本やおもちゃがある」と聞くと、サービスの話に聞こえるかもしれません。でも店主の古屋には、もう少し個人的な感覚があります。
古屋自身、4人の子どもを育てた父親です。子育て期に外食といえばこの店で食べていたと笑いながら話していますが、子どもが席に座り続けることの難しさは身に染みて知っている。ほうとうの具材をスプーンで潰してあげたり、口で噛み柔らかくしてから食べさせたりしながら、それでも親が食事を楽しめる時間の短さを知っている。だからこそ「子どもが少し手元で遊べる空間」が、親の食事の時間をどれだけ延ばすかを体感として知っているのです。
絵本やおもちゃは子どもへのサービスではなく「親がゆっくりご飯を食べられるための道具」だと腑に落ちています。子どもが機嫌よく過ごしていれば、親は味噌仕立てのほうとうの香りをちゃんと楽しめる。それがへっころ谷でのごはんの時間であってほしいと思っています。
ベビーカーのまま入店できること、離乳食の持ち込みが自由なこと(電子レンジは置いていないため温め直しには対応できませんが)、お子様メニューがあること。これらはすべてそのひと続きの考え方から来ています。
✓ ここまでのポイント
- 郊外の立地だからこそ駐車場・広いお座敷・子ども用設備が実現できている
- 店主自身が4人の子育て経験者で「親が食事を楽しめる時間」を体感として知っている
- 絵本・おもちゃ・お子様メニュー・ベビーカー入店可・離乳食持ち込み可がセットで整っている
お座敷で子どもが絵本を手に取り、親がゆっくりほうとうを味わえる——そのイメージが湧いてきたなら、席の確保が次のステップです。土日は予約なしでは入れないことも多く、お座敷希望の場合は早めのご予約がおすすめです。氏名・人数・希望日時の入力だけで、数分で手続きが完了します。
「古民家カフェのような雰囲気」と言われる理由
来てくださったお客様からこんな声をいただいています。
「駐車場も完備していて、古民家カフェのような雰囲気で、とても居心地が良い」
来店客の口コミより
「居心地が良い」というのは、インテリアの話だけではないと思っています。席の間隔に余裕があって、隣のテーブルの会話が気にならない。子どもが少し声を上げても周囲の空気が変わらない。そういう場の設計全体が「居心地の良さ」をつくっているのではないかと感じています。
国道沿いの古民家は、派手な外観ではありません。はじめて来る方から「こんな場所にあったんですね」と言われることもよくあります。でも一歩入ると空気が変わる、という感覚を持ってもらえるのは、この建物とこの土地があってこそだという気がします。
テラス席にはワンちゃん同伴で来られる方もいて、ご家族でのお出かけの選択肢として「へっころ谷に行こう」と言ってもらえる店になりつつあるのは、この場所を選び続けてきた積み重ねだと思っています。六会日大前ではじめてほうとうを食べる方向けのガイドもあわせて読んでいただくと、来店前の不安がだいぶ解消されると思います。
無添加・無農薬へのこだわりと「郊外」は、実はセットの話
もうひとつ、普段あまり表に出さない話をします。
へっころ谷の食材は、自家菜園の無農薬野菜、地元藤沢の「わいわい市」の農家さん、千葉・香取農場、北海道・こだわり農園など、顔の見える生産者から届きます。手打ちのほうとう麺は埼玉産と岩手産の在来小麦をブレンドして毎日店内で打ちます。出汁は長崎・熊本の煮干し、枕崎産の鰹節、北海道産昆布、九州産しいたけ——化学調味料は使いません。味噌・塩麹・醤油麹・ひしおといった発酵調味料も店内で自家培養しています。
こういう仕事は、駅前の狭いテナントでは回らないのです。発酵調味料を仕込む場所が要る。野菜を仕込む場所が要る。麺を打つ場所が要る。そして何より、そういう手間のかかる仕事をするための「時間」が要る。郊外の広い敷地にあるからこそ、この料理の作り方が成立しています。
子連れで安心して食べられる理由は、子ども向けの設備だけではなく「何が入っているか分かる食材」と「化学調味料を使わない調理」にあります。効率より手間を選ぶ理由について書いた記事でも、その考え方の根っこをお話ししています。
「藤沢で体に優しいご飯を食べるなら『へっころ谷』」という声が積み重なっているのは、場所の選び方と料理の作り方が、実は同じ根っこから来ているからだと思っています。
まとめ:駅前より郊外を選んだのは、ゆっくり食べてほしいから
駅から10分という距離は確かに「ひと手間」です。でもその10分を超えてやって来てくれる方には、到着した瞬間から別の時間が流れ始めます。駐車場があること、古民家の空気があること、お座敷で子どもが絵本を手に取っていること、無農薬野菜と手打ち麺の香りがあること。
子連れでの外食に疲れを感じている方に、一度この場所を体感してもらえたらと思っています。六会日大前駅からの道のりについては別の記事でも詳しくお伝えしていますので、来店前の参考にしてください。
ご予約やご来店前のご質問は、お電話でも承っています。
📞 0466-82-1702
(火曜・毎月第3水曜定休。それ以外の日は11:00〜14:30 / 17:00〜21:00)
郊外を選んだ理由も、お座敷に絵本を置いている理由も、突き詰めれば「家族全員がちゃんと食事を楽しめる時間をつくりたい」という一点に行き着きます。その時間を実際に体感するために、まず席を取ってください。ネット予約なら希望の席・時間帯を指定でき、当日の待ち時間なしでご案内できます。


