藤沢の夏ほうとうを楽しむ、3つのおすすめメニュー
実は「ほうとう=冬の料理」と思っている人が圧倒的に多いのですが、山梨のほうとう文化をひも解くと、もともとは通年食べられてきた郷土料理です。
藤沢・六会日大前の「元祖へっころ谷」に長年通ってくださっているお客さまの中にも、「冬しか食べないと思ってた」とおっしゃっていた方が少なくありません。
ところが実際に夏のへっころ谷を訪れると、旬の夏野菜をたっぷり使ったほうとうが並んでいて、しかも「この季節ならでは」の顔つきをしている。それを知ってから、季節ごとに足を運んでくれるようになった方がどれだけいるか。
この記事では、10月に入って夏の名残と秋の入り口が混在するいまだからこそ振り返っておきたい「夏ほうとうの楽しみ方」と、へっころ谷に何度でも帰ってきたくなる理由を、具体的なメニューとともにお届けします。
こんな方におすすめ
- ✅ 藤沢・湘南エリアで「顔なじみになれる行きつけの店」を探している方
- ✅ 子どもに無添加・無農薬の食事を食べさせたいけれど、飽きずに通える店が見つからない方
- ✅ ほうとうは冬だけの料理と思い込んでいて、夏のラインナップをまだ見ていない方
- ✅ 季節ごとにメニューが変わる店で、来るたびに新しい発見をしたい方
- ✅ 子連れでも、一人でも、気兼ねなく入れる和食の店を探している方

「夏ほうとう」が存在する、ということ自体が多くの人に知られていない
へっころ谷の二代目店主・古屋ケンゴは山梨中のほうとうを食べ歩いた経験を持っています。その中で感じたのが「ほうとうという料理の懐の深さ」でした。
かぼちゃのほうとうがあまりにも有名になりすぎて、「秋冬の料理」「温かい鍋料理」というイメージが定着してしまいました。でも本来は、そのときどきの旬の野菜と手打ち麺を合わせて食べる——という、とても自由でシンプルな料理です。
夏であれば、ナス・ズッキーニ・トウモロコシ・オクラ・ゴーヤ・インゲン・パプリカといった野菜たちが主役になる。へっころ谷の自家菜園や藤沢の「わいわい市」で農薬不使用にこだわる生産者さんから届く夏野菜は、火を入れるとその甘さと香りがいっきに開きます。
手打ちした麺に、天然素材だけで引いた出汁が絡む。そこに夏野菜の旨みが溶け出していく。汗をかきながら食べる熱々のほうとうには、不思議と「夏だから食べたい」と腑に落ちる瞬間があるんです。
では具体的に、夏のへっころ谷でどんなほうとうと出会えるのか。3つの切り口でお伝えします。
夏ほうとうのラインナップは季節ごとに変わるため、「次に来たときにあのメニューがあるかどうか」が気になりますよね。LINE公式では最新の季節限定メニューや発幸ワークショップの情報をいち早く受け取れます。友だち追加だけで、来店前の質問や相談もそのままLINEで送れます。
1つ目:旨辛スープが夏の体に染み渡る「豆乳たんたんほうとう」
夏ほうとうの入り口として、初めて来てくださった方にも常連さんにも真っ先に声をかけたくなるのがこのメニューです。
埼玉産「農林61号」と岩手産「南部小麦」をブレンドして毎日店内で打った麺を、長崎・熊本の煮干し、枕崎産の鰹節、北海道産昆布、九州産しいたけで引いた出汁のスープに、豆乳と旨辛ラー油を合わせています。化学調味料は一切使っていません。
「辛いものは夏にこそ食べたい」という感覚は、汗をかいて体の熱を外に逃がすという、昔からの知恵にも通じています。ただ辛いだけじゃなく、豆乳のコクがスープをまろやかにまとめているので、辛さが苦手なお子さんがいるご家族でも、お子さんには別のほうとうを選びながら、大人がこの一杯を味わうという楽しみ方ができます。
「藤沢で体に優しいご飯を食べるなら『へっころ谷』」という声が多く届いていますが、この豆乳たんたんほうとうはまさにその代表格です。素材の安心感と、食べ終わったあとの体の軽さが、常連さんをリピーターにしている理由の一つだと氣がします。
乳製品を使わずに豆乳だけで濃厚なスープを完成させた背景が氣になる方は、藤沢の濃厚豆乳鍋が乳製品を使わずに完成した理由にも詳しく書いていますので、合わせて読んでみてください。
2つ目:夏野菜が主役に躍り出る「季節限定ほうとう」
へっころ谷に通い続けてくれているお客さまがよく口にするのが「季節が変わるたびに来たくなる」という言葉です。
それを支えているのが、季節限定のほうとうです。夏には自家菜園や「わいわい市」の農薬不使用の野菜が届いたタイミングで、そのとき一番おいしい組み合わせを探りながらメニューを組み立てています。同じ夏でも、8月の終わりと9月の入り口では使う野菜が変わることもある。
だから「前回来たときのあのほうとう、また食べたいな」と思いながら来ると、別の表情をしたほうとうと出会える。それが少し残念でもあり、次の季節への楽しみにもなるという——そんな循環が生まれています。
卓上には「メニューの生い立ち日記」が置いてあって、そのほうとうが生まれた背景やこだわりが読めます。初めて来た方が「このメニューどういう意味ですか?」と聞かずとも、自分のペースで読み解けるように。それがきっかけで店主やスタッフと話が弾むことも多い。
また味変の楽しみも夏ほうとうの醍醐味で、卓上には自家製山椒七味唐辛子・オリジナル燻製塩・神宝塩アマテラスなどが並んでいます。食べ進めながら少しずつ味の輪郭を変えていける。これを覚えると、一杯の中に何度もおいしい瞬間が生まれるんです。
✓ ここまでのポイント
- ほうとうはもともと通年食べられてきた料理で、夏野菜との相性も抜群。「冬だけの料理」という思い込みを外すところから始まる
- 豆乳たんたんほうとうは無添加・無農薬素材で作られた旨辛の一杯で、子連れでも安心して楽しめる
- 季節限定ほうとうは来るたびに表情が変わるため、行きつけにしたくなる一番の理由になっている
「行きつけにしたい」と思ったとき、土日のへっころ谷は予約なしでは入れないほど混んでいることがあります。子連れでお座敷席をゆっくり確保したいなら、ネット予約で希望の席・日時を押さえておくのが一番確実です。氏名・人数・希望日時を入力するだけで完了します。
「藤沢で体に優しいご飯を食べるなら『へっころ谷』」
(40代・女性・藤沢市内在住の常連さま)
3つ目:夏の終わりから秋への橋渡し「発幸料理と合わせる楽しみ方」
10月に入って夏のほうとうを語るとき、一緒に覚えておきたいのが「ほうとうだけじゃないへっころ谷の楽しみ方」です。
夏の暑さが和らいで食欲が戻ってくるこの時期は、ほうとうと一緒に発幸料理や一品料理に手を伸ばしてみるのが常連さんの定番スタイルになっています。
店内で自家培養している塩麹・醤油麹・ひしお・玉ねぎ麹・甘麹などの発酵調味料を使った料理は、素材の味を底から引き上げてくれるような旨みがあります。稲わらで自家発酵させた無農薬在来大豆の納豆、手練りの麻炭こんにゃくのぷるぷるした食感、先代から復刻させた高座豚の味噌漬け焼きにオリジナルの旨玉ねぎ麹を添えたもの——どれも「体にいいから食べる」というよりも「おいしいから食べたら、体にもよかった」という順番で感じられる一皿ばかりです。
へっころ谷の発幸料理と定番・季節ほうとうの組み合わせについては、藤沢のほうとうコース、実際に注文して食べ比べてみたという記事でも詳しく取り上げています。どんな流れで注文すれば満足感が高いかを知りたい方に参考にしてもらえると嬉しいです。
子連れで来てくれたご家族には、お座敷席に子ども用椅子・おもちゃ・絵本が用意されているので、小さいお子さんがいても安心して時間をかけてゆっくり食べられます。離乳食の持ち込みも自由にどうぞ。(電子レンジは使っていないので、温めが必要なパウチ食品はご家庭で温めてからお持ちください。)
「行きつけの店」は、季節を重ねるごとに育っていく
夏ほうとうを入口にへっころ谷を訪れてくれた方が、秋になってかぼちゃや里芋が入ったほうとうを食べ、冬には発幸ワークショップに参加して、春には自家菜園から届いた山菜入りのほうとうを楽しむ——そういう一年の流れを何年も積み重ねてくれているお客さまがいます。
「15年ぶりに来た」「20年ぶりに暖簾をくぐった」という方が来てくれるたびに、この場所が単なる「食べる場所」ではなく、暮らしの記憶と重なる場所になっているんだなと、改めて感じます。
店主の古屋ケンゴは29年にわたってほうとうと発幸料理を探求し続けてきた人間ですが、一番大切にしているのは「また来たいと思ってもらえること」だと言います。食べログの全国ほうとうランキングで7年連続1位という実績も、結局は通い続けてくれたお客さまの積み重ねです。
夏ほうとうを知ることは、へっころ谷という場所の「春夏秋冬全部の顔」を知る入り口になります。
藤沢・子連れにも優しい無添加和食の行きつけを探している方に、まずは一度来てみてほしい。そしてできれば季節をまたいで、また来てほしい。
来店のご予約・事前のご相談は、お電話でも受け付けています。
0466-82-1702(火曜定休・毎月第3水曜日も整え日としてお休みをいただいています)
土日はとくに早い時間から席が埋まりますので、お子さん連れでお座敷席を確保したい方は事前にご予約されることをおすすめします。
夏ほうとうを入り口に、季節をまたいで通える行きつけの店を見つけたいと思ったなら、まず一度席を確保することが最初の一歩です。ネット予約では希望の時間帯・座席タイプを指定でき、当日の待ち時間なしでご案内できます。数分で予約が完了します。


