実は湘南の発酵体験ワークショップが、初心者にも人気の理由
この仕事を29年続けてきて、ずっと氣になっていることがあります
発酵に興味を持って本を読んで、「なるほど!」と思って帰る方はたくさんいらっしゃいます
でも半年後にお店に来てくれたとき、「結局続かなかった」「やろうと思ってたんですけど」という声を、数え切れないくらい聞いてきました
これはその方の意志が弱いとか、忙しすぎるとか、そういう話じゃないんです
問題は「知識として頭に入った」と「体が覚えた」は、まったく別のことだということ
そこが、僕がワークショップにこだわり続ける一番の理由です
今日は普段お客様には言わないような、ワークショップの裏側にある考え方をそのままお話しします
こんな方におすすめ
- ✅ 発酵食の本を読んだけれど日常にどう取り入れるか分からない方
- ✅ ワークショップに興味はあるけれど「初心者で大丈夫かな」と不安な方
- ✅ 子どもに安心して食べさせられる食材や調味料を自分で作れるようになりたい方
- ✅ 藤沢・湘南エリアで体に優しい食の学びの場を探している方
- ✅ 発酵や自然栽培を「知識」ではなく「生活」にしたいと思っている方

「分かった」と「できた」のあいだにある、大きな溝
僕が26歳のとき、土着微生物を活かした自然農に出会って、同時に発酵の世界にもどっぷりはまりました
そのとき最初にやったことは、本を買い集めることでした
読めば読むほど「すごい」と思う
でも実際に味噌を仕込もうとすると、手が止まるんです
「大豆の分量ってこれで合ってる?」「麹ってどの状態が正解なの?」「失敗したらどうしよう」
そういう小さな「詰まり」が積み重なって、結局やらないまま1年が過ぎた
あのときの体感があるから、今のワークショップの設計ができていると思っています
発酵って、正直なところ「失敗してみる」ことが一番の先生です
本で「塩の分量は大豆の重量の〇%」と読んでも、実際に手で塩を量って、大豆に混ぜてみて、「あ、このくらいの塩気か」と体が覚えたとき初めて、次から自分でできるようになる
その「体が覚えた」という感覚を、ワークショップの場で一緒に作っていきたいんです
本を読んで「なるほど」と思っても、台所に戻ると手が止まってしまう——そのもどかしさ、ここまで読んでいただいて少し言語化できたでしょうか。LINEではワークショップの最新日程や発幸イベントの情報をいち早くお届けしています。友だち追加だけで受け取れます。
初心者が「続く」ためにこだわっている、3つの仕掛け
へっころ谷では年間約20回のワークショップを開いています
その設計の中で、特に大切にしていることを裏側からお話しします
①仕込んだものを「その場で食べる」
味噌や塩麹を仕込んで「では熟成したら食べてみてください」で終わると、正直なところ達成感が薄い
へっころ谷のワークショップでは、仕込んだものとは別に、すでに完成した発酵調味料を使った料理をその場で一緒に食べる時間を取っています
「この醤油麹の旨みが、3ヶ月後には自分の家の冷蔵庫に入っている」という具体的なイメージが持てると、人は続けられる
腑に落ちる、という感覚に近いかもしれません
②「なぜそうするのか」を必ず一緒に伝える
たとえば、僕の店では素粒水を使って玄米を炊いています
「素粒水で炊くと炊き立てで食べられる幸素玄米になる」と言われても、最初は「?」となりますよね
でも「電子レンジはビタミンやミネラルを失わせるから使わない」「水の質が発酵の出来にも直結する」という背景を知ると、素材選びに対する視点が変わってくる
ワークショップでは「手順」だけでなく「なぜその素材を選ぶか」という話に時間をかけています
③「自分の台所でできるスケール」で教える
お店の厨房スケールで教えると、家に帰ったとき「あの量は無理だな」と諦めてしまいます
ひとり暮らしでもファミリーでも、「自分の台所の普通の道具でできる」分量と方法で伝えることが大切
特に子育て中のお母さんたちには、「今日から冷蔵庫のこの場所に置けるもの」というスケール感を大事にしています
✓ ここまでのポイント
- 知識として「分かった」と、体が「できた」と覚えることは別の話で、ワークショップはその溝を埋める場所
- 仕込んだものをその場で食べる・理由を伝える・自分の台所スケールで教えるという3つが、初心者が「続く」ための設計になっている
「子連れで安心して参加できるか」「初心者でも大丈夫か」という来店前の不安は、LINEで直接相談していただけます。バースデイ発幸パフェのご予約や席の相談も同じLINEで受け付けていますので、気軽に使ってみてください。友だち追加のみで、すぐにつながれます。
「子連れで来ても安心」という声の裏にあること
ワークショップに参加される方の中で、特に多いのが30〜40代の子育て中のお母さんたちです
「無添加や無農薬にこだわりたいけど、何から始めればいいか分からない」「子どもに食べさせる調味料を自分で作れたらいいな」という声が多い
そういった方たちが、実際に来てくれたときのことを思うと、お店の環境ごと安心できる場所にしたいという想いが強くあります
「無添加/無農薬/自然栽培野菜」「お子様利用に配慮されている」という評価
来店されたお客様より
この言葉をいただけることが、一番うれしい評価です
お店の食事自体も「まごはやさしい」を意識していて、ほうとうの具材は無農薬野菜を中心に、化学調味料を一切使わない出汁で仕上げています
ワークショップで学んだことが、そのままへっころ谷の食卓につながっている
その「地続き感」を感じてもらえると、発酵が日常の一部になっていく氣がします
お座敷には子ども用の椅子やおもちゃ・絵本もあります
乳幼児のお食事の持ち込みも自由にしていただいています
ただ、電子レンジは使っていませんのでパウチご飯の温めはできません
電子レンジは栄養価の消失が激しく、いい素材を揃えてもビタミンやミネラルが失われてしまうので、へっころ谷では置かないと決めています
子どもと一緒に来られる方は、ぜひ湘南で腸活グルメが本氣になった理由もあわせて読んでみてください
発酵食が体に及ぼす影響を、もう少し具体的な視点でまとめています
毎月開催・ガッテン農法セミナーと、発酵ワークショップのつながり
実はへっころ谷では、発酵ワークショップの他にも毎月第三火曜日に自然農法家の三浦伸章さんを招いた「ガッテン農法セミナー」を開いています
座学と畑での実習を組み合わせた内容で、自然栽培に関心の高い方々が参加されています
これも同じ考え方からきています
「自然栽培の本を読む」と「実際に畑に立って土を触る」は、全然違う体験
その違いを知ってほしいんです
発酵と自然栽培は、実は根っこがつながっています
土の中の微生物が野菜を育て、その野菜を発酵させることで調味料になる
この循環を「知識として知る」から「体で感じる」に変えるために、ワークショップとセミナーを両輪で続けています
僕自身、26歳で自然農に出会ったとき、最初は本を読んで「すごい」と思うだけでした
でも実際に畑で土に触れて、育てた野菜を発酵調味料で食べたとき、「これは頭じゃなくて体で分かることだ」と腑に落ちた
あの感覚を、参加してくれた方にも持って帰ってもらえたらという想いで、毎回設計しています
藤沢の濃厚豆乳鍋が乳製品を使わずに完成した理由にも書いていますが、発酵の力は食卓の中でじわじわと体感できるものです
「豆乳チーズも豆乳バターも、全部自分で作れるんだ」と知ったとき、発酵への見方が変わったというお客様の声もよく聞きます
「定着しない」を卒業するためのヒント
最後に、ワークショップに参加する前後でよく聞く変化をお伝えします
参加前:「本を読んで分かったつもりになるけど、結局台所で何もしない」
参加後:「冷蔵庫に塩麹が常にある状態が普通になった」
この変化のポイントは「小さく始める」ことと「失敗していい場所で一度やってみる」の二つです
塩麹を初めて仕込むとき、失敗したとしても捨てるのは少量の塩と麹だけです
でも「失敗した体験」の方が、「成功した手順の記憶」よりも、次に生きることが多い
ワークショップはその「失敗していい場所」でもあります
また、へっころ谷の卓上には自家製山椒七味唐辛子・オリジナル燻製塩・神宝塩など、店で使っている調味料がお土産で購入できるようになっています
ワークショップで「この調味料ってどこで手に入るの?」という声が多かったので、なるべく手の届く場所に置いています
発酵を「特別なもの」から「台所の当たり前」に変えること
それがへっころ谷のワークショップが目指していることです
まとめ:体感した人だけが知っている、発酵の「腑に落ち方」
発酵や自然栽培の知識が日常に定着しない一番の理由は、「知った」だけで「やってみた」という体感が伴っていないから
ワークショップは、その体感を安心して積める場所として設計しています
湘南・藤沢で発酵体験ができる場所を探しているなら、ぜひへっころ谷のワークショップを一度のぞいてみてください
お子さん連れでも、完全な初心者でも、「まず来てみる」ことが最初の一歩です
ワークショップの日程や内容については、変わることもありますので事前にご確認いただけると確実です
お電話でのお問い合わせは0466-82-1702まで
(火曜・毎月第3水曜はお休みです)
「まず一度来てみよう」と思ったなら、土日は予約なしでは入れないほど混み合うことがあります。お座敷・テラス席の希望も含めて、ネット予約で日時を押さえておくのが確実です。氏名・人数・希望日時の入力だけで完了します。

