実は麻炭こんにゃくの甘麹酢味噌が、裏メニューだった理由
10月も半ばに差し掛かると、藤沢市北部のこのあたりでは朝晩がぐっと冷え込んで、日中との寒暖差が大きくなってきます
そんな季節の変わり目に、身体が自然と「温かくて、でも重すぎないもの」を求めるようになるのは、きっと私だけではないと思います
今日は、そんな時季にこそ手が伸びる一皿について、ちょっと裏話をさせてください
「手打ちほうとうのお店なんでしょ?」と思っていただいている方に、実はメニュー表の中に、長いあいだ表には出ていなかった一品があることをお伝えしたくて、この記事を書くことにしました
それが麻炭こんにゃくの甘麹酢味噌です
こんな方におすすめ
- ✅ 一人でもふらっと入れる藤沢の飲食店を探している方
- ✅ ほうとう専門店にほうとう以外のメニューがあるか氣になっている方
- ✅ 無添加・発酵食材を使った一品料理を食べてみたい方
- ✅ こんにゃくや麹など、腸に優しい食材に関心がある方
- ✅ 古民家の雰囲気でゆっくりひとりごはんを楽しみたい方

なぜ「裏メニュー」だったのか
正直に言うと、最初は「これ、メニューに載せていいのかな」という迷いがありました
へっころ谷は手打ちほうとうの店です。山梨の郷土料理を柱に据えて、先代から48年続けてきた専門店です。そこに麻炭こんにゃくの酢味噌和えを並べることが、コンセプトをぼやかしてしまわないか——そんなことを考えていた時期がありました
でも、スタッフと話しているうちに、ひとつの腑に落ちる考えに行き着きました
「一人でちょっと寄りたい」「ほうとうほど重くない日もある」「軽めに発酵食を食べたい」——そういう方が、入口の前でためらって帰っていくことが、もったいないんじゃないか、と
専門店であることの誇りと、来てくださる方への間口の広さは、矛盾しないはずです。そう気づいたとき、この一品を堂々とメニューに加える決断ができました
「ほうとう専門店だから、麺以外のメニューが何があるか分からなくて」——そのためらいが、来店の一歩を遠ざけていることがあります。LINE公式では新メニューやイベント情報の受け取りのほか、来店前の質問や相談にも対応しています。友だち追加だけで、すぐに使えます。
「麻炭こんにゃく」って、普通のこんにゃくと何が違うの?
まず素材の話から少しだけ
このこんにゃくには、コズミックヘンプの麻炭が練り込まれています。炭というと「浄化」や「デトックス」という言葉が浮かぶかもしれません。実際に腸内環境への働きかけが期待される素材ですが、それよりも私が氣に入っているのは、食感と見た目の美しさです
炭の黒がこんにゃくの中に均一に広がっていて、断面を見るときれいな灰黒色になっています。そこに甘麹酢味噌の淡いクリーム色が絡む——その配色だけで、すでに一品として「ちゃんとしたもの」に見えます
そして食感が、ぷるぷると弾力があって、噛んだ瞬間の心地よさがあります。機械でカットしたものではなく、手練りで仕上げているこんにゃくだからこそ出る、あの独特のなめらかさです
こんにゃく自体もゼロカロリーとか低カロリーとか、そういう切り口で語られがちですが、ここでの主役は食感と発酵の旨みです。カロリーの話はひとまず置いておいて、「美味しいかどうか」で選んでほしいと思っています
なお、このデトックス効果の高いコズミックヘンプ麻炭は、店頭やオンラインショップでも取り扱っています。「あのこんにゃくに使われていたものだ」と、持ち帰って自分で使いたいという方もいらっしゃいます
甘麹酢味噌は、なぜ「甘麹」なのか
酢味噌といえば、わりとシンプルな調味料のイメージがあると思います。でもへっころ谷の酢味噌は、甘麹(あまこうじ)を加えて仕上げています
甘麹というのは、米麹と水だけを発酵させてつくる、砂糖を一切使わない自然の甘みです。「飲む点滴」とも呼ばれる甘酒に近いもので、消化酵素やアミノ酸が豊富に含まれています
これを味噌と酢に合わせると、砂糖で引いた甘みとはまったく異なる、重みがなくてすっと消える甘さになります。後味に麹の風味がほんのり残って、こんにゃくの淡白さに非常によく合うんです
この甘麹も、もちろん店内で自家培養しているものです。味噌・塩麹・醤油麹・ひしおなど多品目の発酵調味料を店内でつくっていますが、甘麹もそのひとつです。発酵食へのこだわりがどこまで本気なのか、その背景を知っていただくと、この一品の味わいがより腑に落ちるかもしれません
✓ ここまでのポイント
- 麻炭こんにゃくの甘麹酢味噌は、かつて裏メニューだったが「一品だけでゆっくり来店したい人への入口」として正式にメニュー化された
- 麻炭を練り込んだ手練りこんにゃくは、食感と風味の両面で普通のこんにゃくとは別物
- 甘麹の甘みは砂糖不使用・自家発酵のもので、後味がすっきりしている
甘麹酢味噌や幸素玄米など、麺類以外の一品料理を目当てに来てみたいと思ったとき、「席が空いているか不安」という声をよくいただきます。LINEからバースデイ発幸パフェの予約や来店相談ができるほか、最新メニュー情報も受け取れます。登録は無料で、友だち追加のみです。
一人でもふらっと寄れる、ほうとう専門店の「もうひとつの顔」
「手打ちほうとうの専門店って、一人で入りにくい氣がして……」という声を、実際にいただくことがあります
気持ちはよく分かります。ほうとうは家族で囲む料理というイメージがあって、一人で熱々のどんぶりを前にするのが、なんとなく大げさな感じがする、という方もいらっしゃいます
でも実際には、カウンター席もありますし、一品料理を数品つまんで日本酒を一杯——という過ごし方をされているお客様もいます。麻炭こんにゃくの甘麹酢味噌のような一品料理は、そういう使い方にもぴったりです
古民家の雰囲気がひとりで過ごす時間にも意外に合うようで、こんな声もいただいています
「駐車場も完備していて、古民家カフェのような雰囲気で、とても居心地が良い」
来店されたお客様の声
一人でも、連れ立ってでも、「ここで過ごす時間」そのものが心地よい場所であってほしいというのが、二代目としての率直な願いです
ほうとう以外では、幸素玄米のメニューも一人のランチに選ばれることが多い一品です。炊きたてで食べられるもっちもちの玄米に、発酵調味料で仕上げたおかずが添えられた御膳は、重すぎず、でもしっかり満足できます
「麺類以外は何があるの?」というのが最初のハードルになっているとすれば、一品料理・御膳・幸素玄米メニューという選択肢があることを、まずお伝えしておきたいと思います
また、こういった発酵を使った一品料理が子どもに対してどんな意味を持つか、子供メニューが大人と同じ本物にこだわる理由として別の記事に書いていますので、お子様連れの方はそちらも参考にしてみてください
卓上調味料で、味変も楽しんでほしい
麻炭こんにゃくの甘麹酢味噌は、甘麹酢味噌の状態でお出しするのが基本の味です。ただ、テーブルにはいくつかの卓上調味料を置いていますので、途中で味を変えながら楽しんでもらえます
自家製山椒七味唐辛子を少し加えると、ぴりっとした刺激が甘麹の甘みに合わさって、大人向けの締まった味になります。オリジナル燻製塩を振ると、スモーキーさが麻炭の黒と不思議にマッチします
「一品なのに、こんなに楽しめるんだ」と体感してもらえたら嬉しいです
これらの卓上調味料は、お土産として購入いただくこともできます。神宝塩アマテラス・神宝塩ブラックなども含め、陳列棚で販売していますので、気に入ったものがあれば遠慮なく手に取ってみてください
まとめ:「ほうとうだけの店」ではないことを、もっと伝えたかった
麻炭こんにゃくの甘麹酢味噌がかつて裏メニューだったのは、コンセプトを守りたいという慎重さからでした
でも今は、むしろこういう一品料理こそが「一人でも、軽めに、発酵食を食べたい」という方への入口になると思っています。ほうとうを頼まなくていい日もある。それでいいんです
藤沢市・六会日大前から徒歩10分という立地で、駐車場もありますので、車でもお越しいただけます。土日は混み合いますので、できれば事前にご予約いただくと安心です
来店前にご不明な点があれば、お電話でも遠慮なくどうぞ
0466-82-1702(火曜・毎月第3水曜定休)
麻炭こんにゃくや幸素玄米御膳を「一人でゆっくり試してみたい」と思ったなら、平日ランチが狙い目です。土日は予約なしでは入れないほど混み合うこともあるので、日時を決めたらネット予約で席を確保しておくと確実です。氏名・人数・希望日時の入力のみで、数分で完了します。


