藤沢のママ会に密着。子連れでも安心だった理由
先日のある平日のこと。ランチの仕込みを終えて厨房の端で麺の状態を確認していたら、LINEに一件のメッセージが届きました。
「子連れ3組でのランチを考えているのですが、添加物や農薬が氣になっていて…へっころ谷さんなら安心して食べさせられると友人から聞いて」という内容でした。
この一文を読んで、腑に落ちることがありました。「安心して食べさせられる」という言葉の重さです。外食に出かけるたびにメニューの裏側が氣になって、でも子どもたちを連れて何軒も確認して回ることもできなくて——そういう毎日を送っているお母さんたちの声が、あのメッセージ一文に凝縮されている氣がしました。
今回はそのママ会当日に密着するような形で、僕・古屋ケンゴの一日の動きとともに「へっころ谷がなぜ子連れでも安心だと言われるのか」をお伝えしたいと思います。
こんな方におすすめ
- ✅ 子どもに添加物や化学調味料を摂らせたくて、外食先を慎重に選んでいる方
- ✅ 藤沢・湘南エリアで子連れランチができるお店を探しているママやパパ
- ✅ ママ会・女子会の会場に「体に優しいご飯が食べられるお店」を求めている方
- ✅ 外食のメニューに何が使われているか分からなくて不安を感じている方
- ✅ 無農薬・自然栽培・発酵食にひかれていて、実際に食べられる場所を知りたい方

朝7時の仕込みから「安心」は始まっている
お店が開くのは11時ですが、僕の朝は7時には始まっています。まず最初にやるのは発酵調味料の状態確認です。味噌・塩麹・醤油麹・甘麹・ひしお…店内で自家培養しているものを一つひとつ確認して、その日の状態を体感で掴みます。香りを嗅いで、少し指で触れて、「今日はどこまで育っているか」を確認する。これが一日のスタートです。
次に麺を打ちます。埼玉県産の「農林61号」と岩手県産の「南部小麦」をブレンドした生地を、その日の湿度や温度に合わせながら感覚で調整する。水はすべて素粒水を使っています。化学的な処理をしていない、なめらかでクセのない水です。製麺にも、出汁にも、お客様にお出しするお水にも、この水しか使いません。
出汁は長崎・熊本の煮干し、枕崎産の鰹節、北海道産の昆布、九州産のしいたけを丁寧に引きます。化学調味料は一切使いません。「うま味調味料を入れればそれっぽくなる」という選択肢は、28年以上前にこの厨房で修行を始めたときから僕の中に存在していません。
この仕込みの積み重ねが、あのLINEメッセージを送ってくれたお母さんたちへの答えになると思っています。
「安心して食べさせられる店かどうか」を来店前に確認したいのに、どこに聞けばいいか分からなかったという声をよくいただきます。LINEでは来店前の食材の質問やアレルギーに関する相談を受け付けていて、最新の発幸ワークショップ情報やバースデイ発幸パフェのご予約も対応しています。友だち追加だけで、すぐにメッセージを送れます。
10時30分。ママ会の3組が予約で来店する前の準備
この日のランチには、子連れのグループが複数組予約で入っていました。子連れのご来店には、席の準備が変わります。お座敷に子ども用の椅子を並べて、絵本やおもちゃも手の届く場所に出しておく。ベビーカーで来られる方もいるので、通路のスペースも確認しておきます。
よく「お子様連れは歓迎されているんですか?」と聞かれますが、正直なところ、子どもたちの存在がこの店に合っていると思っています。僕自身4人の子どもを育ててきました。離乳食を別に用意した記憶があまりなくて、ほうとうの具材をスプーンで潰してそのまま食べさせていました。うちのほうとうに入っている野菜は自家菜園のもの、あるいは藤沢の「わいわい市」で顔の見える農家さんから仕入れたもの、千葉・香取農場や北海道紋別のこだわり農園からのものです。安心して口に入れられるものしか使っていないから、こういう食べ方ができた。
乳幼児のお食事の持ち込みも自由にどうぞとお伝えしています。ただ一点だけ——電子レンジを当店では使っていません。そもそも置いていないんです。電子レンジは栄養価の消失が大きくて、良い素材を揃えてもビタミンやミネラルが失われてしまう。パウチのご飯を温めることはできませんが、それ以外のお持ち込みは遠慮なく。
藤沢で子連れランチをするならどんなお店がおすすめかという視点で書いた記事でも触れていますが、「子ども可」という表記だけでは分からない、実際の受け入れ態勢の中身こそが大事だと思っています。
11時。ランチ開始。ママたちが最初に言った言葉
予約のグループが来店されて、席についてすぐに一人のお母さんがこう言いました。「なんか、ほっとする匂いがしますね」と。厨房から流れてくる出汁の香りのことだと思います。煮干しと鰹節と昆布が重なった、化学的ではないあの香りが店に満ちているのは仕込みをちゃんとやっているからです。
テーブルに置いてあるメニュー帳には、メニューの生い立ちが書いてあります。どの料理がどういう背景で生まれたか、どんな食材を使っているか。読んでいただくうちに「これ、子どもに食べさせたい」「この味噌って自家製なんですか?」という会話が自然に生まれます。
この日のメニューの中心は豆乳たんたんほうとうでした。とろける豆乳に旨みが溶け出したスープに手打ちの麺。辛さは調整できますし、お子さんにも食べやすいよう自家製の山椒七味を卓上に置いてあって、大人は後から味変もできる。「もちもちの手打ち麺と、たっぷりの野菜の旨み」——来店されたお客様からよくこういう言葉をいただきます。
「藤沢で体に優しいご飯を食べるなら『へっころ谷』」
藤沢市在住・30代・女性
この言葉は、お客様がご友人に紹介してくださる際に使ってくださっている表現です。広告でも何でもなく、実際に体感してくださった方の口から生まれた言葉だということが、一番うれしい。
✓ ここまでのポイント
- 仕込みの段階から化学調味料・添加物を使わず天然素材の出汁と自家製発酵調味料だけで料理を作っている
- 野菜は自家菜園・顔の見える農家からの仕入れが中心で、なるべく農薬不使用のものを選んでいる
- 子連れの受け入れ態勢は「子ども可」の表記だけでなく、お座敷の椅子・絵本・乳幼児の持ち込み可・ベビーカー入店可まで整えている
土日のランチは予約なしでは入れないほど混雑することがあって、せっかく子連れで来てもらったのに待たせてしまうのが一番申し訳ないと思っています。ネット予約なら希望日時とお座敷・テラス席などの席の指定もできて、来店当日に慌てずに済みます。氏名・人数・日時の入力だけで完了します。
13時。「添加物が怖い」という悩みに正面から向き合う理由
ランチの時間帯が落ち着いてくると、常連のお母さんたちと少し話す時間が生まれます。「市販の出汁パックって大丈夫ですか?」「スーパーで買えるめんつゆって何が入っているんですか?」という質問をよくいただきます。
一般的な外食や市販の調味料には、うま味調味料・保存料・着色料・増粘剤など、さまざまな添加物が含まれていることが多い。でも表示が複雑で読み解くのが難しいし、どれがどのくらい問題なのかという情報も、調べれば調べるほど混乱することがある。「分からないから選べない」というのが、今の多くのお母さんが感じていることじゃないかと思っています。
へっころ谷で使っている味噌は、基本的に山梨から取り寄せる天然醸造味噌です。その他に黒千石味噌や白味噌は自家培養しています。国産在来大豆を無農薬無肥料栽培の稲わらで自家発酵させた納豆も、店内で作っています。稲わらに住んでいる天然の枯草菌で発酵させるので、食品添加物とは無縁の世界の話です。
僕が発酵と出会ったのは26歳のとき。自然農に触れて土の中に生きている微生物の力に圧倒されたことがきっかけでした。その体感が今の店の根っこにあります。
手作り料理店があえて効率より手間を選ぶ理由についても書いていますが、添加物を使わないということは「省けるものを省かない」選択をし続けることです。毎日の仕込みがその積み重ねです。
14時。ママ会が終わって。「また来ます」の言葉の意味
3組のグループが帰り際に言ってくださったのは「また来ます」というシンプルな言葉でした。そしてその後にこう続けました——「子どもが全部食べてくれて、おかわりって言ったの初めてで」と。
化学調味料でごまかしたうま味ではなく、素材から引き出した本当のうま味を、子どもたちが「おいしい」と感じてくれた。これが一番の答えだと思っています。
幸素玄米も、この日のグループには好評でした。青森・木村農園の無農薬玄米をFTWセラミックプレートと神宝塩と素粒水で炊き上げているので、炊き立てでも消化しやすい。通常の酵素玄米は3〜4日寝かせなければ消化に負担がかかりますが、うちの炊き方なら炊き立てのもっちもちの状態で食べられます。「玄米ってパサパサして苦手だったのに、これは全然違う」という声をよくいただきます。
午後のランチが終わったあとは、翌日の仕込みの準備と発酵調味料の管理に入ります。毎月第3水曜日は「整え日」として定休にして、スタッフミーティングやメニューのブラッシュアップをする時間に充てています。何かを大切にしようとすれば、それを支えるための時間も大切にしなければ続かない。
藤沢でファミリーランチに使える駐車場ありのお店を探している方へ向けた情報もまとめています。当店は駐車場もあります(満車の場合は近くに有料駐車場もいくつかあります)。土日は予約なしでは入れないほど混雑しますので、事前のご予約をおすすめします。
まとめ。「安心」は一言では説明できない。でも体感できる
「添加物や農薬が氣になって、子どもと安心して外食できる店が見つからない」——この悩みは、調べ方を変えるだけでは解決しない部分があります。実際に来て、香りを嗅いで、食べてみて、「あ、ここは違う」と体感して初めて腑に落ちるものだと思っています。
毎朝の仕込みで積み上げてきたもの、26歳で発酵に出会ってから今日まで研究し続けてきたもの、自家菜園の土から育てた野菜、顔の見える農家さんとの関係——それが一杯のほうとうやひと皿の発幸料理になって、子どもたちの「おかわり」という言葉につながる。
藤沢で子連れでも安心して外食できる場所を探しているなら、ぜひ一度体感しに来てください。ご予約やご来店前のご質問は、お電話でも受け付けています。
0466-82-1702
「また来ます」という言葉の背景にある安心感は、毎朝の仕込みと食材選びの積み重ねで作られています。その安心感を実際に体感したい方は、まずお席を確保するところから始めてみてください。特に土日・祝日は事前予約がないと入れないことがほとんどです。希望の席・日時はネット予約ページから選べます。


